音の涙・バンドやベースの初心者ガイド

バンドでレコーディングする方法・MTRで録音

   

バンド活動の中で、ライブと同じくらい重要な作業があります。

それは、音源制作です。

駆け出しのバンドが、自分たちの事を世の中に知ってもらう為にも必要なので、当然、活動初期から必要なものとなります。

ここでは、ドラム、ベース、ギター、ボーカルという、標準的な構成のバンドの、標準的な録音方法を解説していきたいと思います。

お金があれば、レコーディングスタジオでエンジニアさんに何から何までやってもらうこともできますが、レコーディングを自分たちでやるというノウハウは、バンド活動をする上で絶対に強みとなります。

ですので、一度は自分たちだけで、完全自主制作の音源を作ってみるといいでしょう。

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用意するもの

用意するものは、MTR(マルチトラックレコーダー)とマイクセットです。

購入するお金が無ければ、どちらもレンタルできます。

しかし、編集までMTRで行う場合は、自宅などでじっくり行う必要があるので、自前で購入しましょう。

録音する順番

録音する順番は、リズムを司るウェイトが大きい楽器からです。

ドラム→ベース→ギター→ボーカル、という順番です。

家を建てるときに、土台や基礎から作るのと同じ考え方です。

同時録音したい数に応じたMTRの仕様

使用するMTRは、同時に録音するマイクの数が最大何本必要かで、選ばなければいけません。

普通のMTRなら、8トラック同時録音までできます。

スペックが低いとそれ以下になってしまうので、どういう環境で録音するか、じっくり計画を立てた上で、それに対応できる機種を選びましょう。

マイクを立ててドラムを録る

ドラムを録るときのマイクを立てる位置や数ですが、ドラマーによっても好みが分かれるテーマなので、あまり深くは言及しませんが、最低限必要なのは、バスドラムで1、スネアで1、タムで1、左右のシンバルで2の、合計5本くらいでしょう。

あまり、細かいことは気にしないという人は、ドラムの左右に立てて、シンプルに録音するのもアリでしょう。

ベース&ギターを録る

ベースやギターも、プレイヤーによって、録り方が様々です。

生の空気感を大切にしたい人はスタジオでアンプにマイクを立てて録りますし、クリアで迫力のある音を好む人は自宅などでシュミレーターやプリアンプを噛ませラインで録ったりしています。

ボーカルを録る

ボーカルを録音する際は、吐息や「さ行」を発音した時の歯が風を切る音を防ぐ為のポップガードを使用します。

入力レベルに注意!

全ての楽器のレコーディングに言えることですが、入力レベルには最大限の注意を払いましょう。

気に入った音作りができたと思っていざ録音してみると、入力レベルが大きすぎて割れていることがあります。

割れてしまった音は、編集でどうにかできるものではありません。

よくあるミスとして、レコーディング前のテスト演奏より、レコーディング時にテンションが上がってしまって、ドラムを叩く音や声のレベルが増してしまうケースです。

なので、テスト演奏の段階で、最もレベルが大きくなるであろう箇所を、レコーディングと同じレベルで演奏することです。

また、逆に小さすぎる場合もあります。

小さすぎる場合に最悪なのが、編集行程に進んでから気づくときです。

入力レベルが大きすぎるケースに比べれば、編集でどうにかなる場合もありますが、やはり不自然さは増します。

納得のいくレコーディングができていればいるほど、心が折れそうになって、泣きそうになります。

音作りと同じくらい入力レベルを重要視し、RECボタンを押す前に入力レベルのゲージをしっかり確認し、ピークを超えない範囲で充分な入力レベルを確保しましょう。

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クリックを聞きながら録音をする

BPMをきっちり決めたいバンドはクリックを聞きながら録音をします。

メトロノームをヘッドフォンで聞きながらでもいいですし、あらかじMTRのトラックにクリックを録音しちゃうなんてやり方もあります。

グルーブ感、勢いを出す一発録り

レコーディングは基本的に、それぞれの楽器をバラバラに録りますので、いつものスタジオやライブと勝手が違います。

初めてレコーディングする時なんかは、いかに自分がボーカルや他の楽器を頼りに演奏をしていたか気づかされる場面でもあります。

「どうもいつものノリや勢いがでないな…」なんて時は、全員で一斉に録音する一発録りもアリです。

演奏は全員でするけど、録るのはドラムだけなんて手法でもいいですね。

ドラムの録音トラックに、うっすら他の楽器が入ってしまうというデメリットもありますが、他の楽器はミキサーに直接つないで、ヘッドフォンからしか聞こえない様にするなど、回避する方法はいくらでもあります。

一発録りの良さも出せる上に、個別の編集ができますね。

最後に

レコーディングは、演奏をデータにするという営みですが、100のアーティストがいれば100の方法があります。

自分たちの良さをいかに音源にするか…どれほど洗練されたバンドでも永遠のテーマとして取り組んでいます。

まずは、レコーディングの型を知り、試行錯誤を重ね、自分たちだけのレコーディングを見つけていって下さい。

バンドでレコーディングする方法・編集編は、またいずれ解説したいと思います。

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