音の涙

ミクスチャー・ロックとは 名曲と共に解説

   

ミクスチャー・ロック

ミクスチャー・ロックとは

ミクスチャー・ロック(Mixture Rock)とは、バンドサウンドにラップなどのヒップホップの表現が混合された音楽の事です。

主に日本人が使う和製英語で、ミクスチャーを世界基準の言葉にするなら、ラップロックやラップメタルとなります。

ミクスチャーという言葉を直訳すると「混合」になりますから、違うジャンル同士が混合した表現はミクスチャーなのか?というとそうでもありません。(音楽ジャンルって曖昧)

「Chop Suey!」System Of A Down

ミクスチャー・ロックの精神

ロックにヒップホップ的表現を採り入れるのは形だけではありません。

ラップ(ヒップホップ)というカルチャーは本来、体制や社会、あるいは自分や他者への怒りから始まっています。

従って、洋楽のロックに見られがちな、抽象的、あるいはアホっぽい歌詞のミクスチャーバンドは少ない様に思います。

例えばRage Against The Machine。

彼らは作品はもちろんのこと、活動そのもにに社会的、あるいは政治的な主張が強く貫かれています。

「Killing In the Name」Rage Against The Machine

一方で、Red Hot Chili Peppersの様なお祭り野郎のミクスチャーバンドもいますけど。

「Give It Away」Red Hot Chili Peppers

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ミクスチャー・ロックの発祥

ロックにヒップホップが組み合わされた表現、ミクスチャー・ロックがいつ最初に行われたか厳密には分かりませんが、ある程度スタンダードとなり、ポピュラーミュージックの中でも市民権を得たのは1980年代後半でしょう。

ミクスチャー・ロックのパイオニアと言っても差し支えないBeastie Boysが1986年にデビュー。

アルバム「Licensed to Ill」を発表し、ヒップホップの分類では初めてビルボード1位を獲得。

シングルカットされた「Fight For Your Right」も大ヒットしました。

「Fight For Your Right」Beastie Boys

洗練されるミクスチャー・ロック

ロックとヒップホップが混合したミクスチャーロックは時代と共に洗練されていきます。

その象徴とも言えるのが1996年に結成されたLinkin Park。

2000年にリリースされたファーストアルバム「Hybrid Theory」は、初登場16位からジワジワと衝撃が広がっていき、2001年には最も売れたアルバム(ビルボード・アルバムチャート)に認定されています。

その洗練された新しい表現、ミクスチャー・ロックの新しい形に世界が驚きました。

激しさと繊細さが同居するバンドサウンドを根底に、マイク・シノダのラップ、DJであるジョー・ハーンの表現が前面に押し出されています。

「In The End」Linkin Park

ミクスチャー・ロックの全盛期

ミクスチャー・ロック(ヒップホップの表現を採用したバンド)がセールス的に爆発したのは90年代末期でしょう。

  • Rage Against The Machine
  • Korn
  • Linkin Park
  • Limp Bizkit

日本でも、

  • THE MAD CAPSULE MARKETS
  • Dragon Ash
  • 山嵐
  • RIZE

などのバンドが大きな支持を得ていました。

「カミナリ」RIZE

おすすめのミクスチャー・ロック名曲

「Freak On a Leash」Korn

「自問自答」ZAZEN BOYS

「Deep Impact」Dragon Ash

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