音楽理論(コード・スケール・キー)の必要性と解説
2015/12/30
結論から言うと、必要です。
音楽理論は、演奏・曲作り・耳コピなど、音楽活動のあらゆる場面で使えます。
また、これらの作業が効率的に早くできます。
音楽理論が知識&技術として身に付いていれば、ジャムセッション(アンサンブルでの即興演奏)などもできるようになります。
曲作りでも、誰もが気持ちよく感じるコード進行を意図的に配置し、ヒット曲の様に、誰もが親近感を覚えるキャッチーさを出したりできます。
反対に、あえて違和感(気持ち悪い響き)のあるコードや音を配置して、独創性を狙ってみたり、一番気持ちよくなる所を際立たせたりもできます。
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デメリットもある
そんな万能とも思える音楽理論ですが、デメリットもあります。
理論でガチガチになると、頭で音楽をやるようになり、曲やアレンジがつまらなくなることがあります。
これは私の実体験なのですが、音楽理論を知らなかったときは、自分がカッコいいと思うがままにアレンジや曲作りしていたのですが、音楽理論を知ることで、型にハマった紋切り型の曲作りや演奏しかできなくなり、周囲に「お前の曲はつまらなくなった」と言われたことがあります。
それはまさに、アレンジするとき、曲を作るとき、常に理論に則って、頭で音楽をやっていたからです。
理論はあくまで理論
音楽の「型」として身につける必要はありますが、楽器や演奏技術などと同じで、あくまで表現のためのツールです。
必要ではあるが、使う場面以外は引き出しにしまっておくという感じだと思います。
表現の根っこにあるのは、常に魂です。
音楽というものが、なぜこれほどまでに人を惹き付けるのか…
それは音楽が自由の象徴であり、その表現者そのものだからです。
音楽が感情を揺さぶるのは、音楽が人を救うのは、その表現者が自らの中から湧き出るものを、なんのフィルターも通さず素っ裸で吐き出したものだからです。
魂で音楽を作っているからなのです。
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練習方法・身につける方法
音楽理論が必要かどうかがテーマなので、具体的な練習方法などは、専門書、あるいは専門学校や大学や音楽教室に預けますが、私が音楽理論(コード理論)を身につけた流れを紹介したいと思います。
まず、私は専門学校で音楽理論に出会いました。
そのときは「世の中の音楽って実は理屈とかルールがあったんだ!なんでみんな今まで教えてくれなかったんだ!」なんて一人で思っていましたw
そこから音楽理論の本も読み、まずは自分なりに理論的に頭で理解しました。
次に、その理論を踏まえて、曲を作ってみました。
それまで自分が作っていた素人っぽい感じ抜け「あ、プロっぽい」と自分では思ってました。(結局、周囲には批判されましたが…)
また、理論を踏まえた耳コピもしました。
Aマイナーの曲ならそのキーにのっとって、勝手に自分でベースのアレンジを作ってみたりしました。
実際に鳴ってるベースラインと違うベースを音源にあわせて弾くというのは楽しいです。
あとは、自分が担当する楽器のスケール練習ですね。
EメジャーならEメジャーの音の並びをひたすら往復する地味なやつですw
音楽理論は広くて深い
ここで私が書いた内容は、音楽理論という広い概念の中でも、コード理論と呼ばれる理論の一部に過ぎません。
音楽理論はとても広く深く、とてもマニアックな世界です。
突き詰めると、和声法とか、そもそも何故12音階に区切ったのか?とか、音楽理論の元になっている西洋音楽(クラシック)の事とか、その当時ヨーロッパが列強だったからと言って、なんで耳の心地よさまで決められにゃならんのよ?とか、数学とか、そういう方向に行ってしまいます。
そもそも、なんで音楽理論が知りたかったのか、その目的を見失わない範囲で勉強してください。
自分の夢に向かう中で、必要と感じたものを取捨選択し、身につけていってください。
最後に有名な言葉を…
型を知らない者はただの型なし、型を知った上で独創性に挑む者が型破りなのである。(誰が言ったか忘れました)
音楽はソウルフルか、そうでないゴミかに分かれるんだ。(レッチリ フリー)
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