音の涙

ロックとは その意味と定義

      2018/09/24

ロックとは、一般的には音楽ジャンルのひとつとされており、ロック&ロール(ロックンロール)を略した言葉です。
ロックという言葉は現代も色褪せることなく「めっちゃロックやん!」なんて具合に普通に使われます。
その一方で、ロックは音楽ジャンルの中でもその意味や定義が曖昧で、いつの時代も議論の的になってきました。
そもそも音楽ジャンルなのか?というところから始まるくらい、広く深いテーマです。
そんなロックの意味や定義について、一般的に知られているロックのイメージや、ロックスターによる「ロックとは●●だ」などの巷の各論から紐解き、考えてみました。

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主体的な活動こそロック

大きな組織に飼われ、音楽産業の仕掛け人たちに作り上げられるのではなく、自分たちのやりたい音楽だけを主体的に発信していくのがロックだという論です。
その意味で、どんな分野の人であれ、言いたい事、思っている事を、ハッキリ表現する人がロックになります。

好例:ONE OK ROCKのTaka

例えば、ONE OK ROCKのボーカルTakaなんかが良い例です。
日本の某大手音楽事務所でミュージシャン人生をスタートさせますが、そのプロダクションがTakaの才能や精神を飼いならせるはずもありません。
超メジャーな音楽事務所への所属を離れ、真の意味でインディーズとなり、底辺から叩き上がってきました。

メジャーな既存の音楽事務所に飼われて音楽活動をする以上、スポンサー・株主・マスコミに嫌われたら終わりです。
例えば、偉い人が「あんなタトゥー入ってるヤツを使うな…」なんて一言で干される世界です。
そうなると食べていけなくなってしまいます。

しかし、自分たちの実力だけで積み重ねてきた人気・実績があれば、明日からマスコミに出られなくなったって関係ありません。
現に、ONE OK ROCKはマスメディア(文字通り大衆向けのメディア)にはほとんど露出しません。
これこそ誰の顔色もうかがわない、自分の中から湧き出る何かを忠実に表現する、主体的な活動ではないでしょうか。
まさにロックです。

音楽的特徴

ギターが歪んでいるとか、音がデカいなどの特徴のある音楽をロックとする論です。
ボーカルが感情のままに歌ってる姿なんかロックです。

ファッション

酒やタバコ、バイクや革ジャン、クスリや女、タトゥーやピアスなど、ロックを連想させるアイテムやライフスタイルはたくさんあります。
いつの時代もロック=不良というイメージがあります。

思想的姿勢および活動、生きざま

その国、その時代の体制や権力に対して、アンチテーゼを発信するのがロックだという論です。
例えば、1970年代に活躍したSex Pistolsの表現の核は「反体制」でした。
代表曲の「アナーキー・イン・ザ・U.K.」や、イギリス国歌と同名異曲「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」にもその精神が表れています。
Sex Pistolsに多くの若者が共感・共鳴し、世界的に知られる存在となりました。
怒りや憎しみをそのまま非行や暴力に出力するのではなく、音楽表現に昇華する点がロックです。

コンプレックスの表現

自分の中にあるコンプレックスや闇、それらを曲に昇華し、さらけ出すのがロックだという論です。
この論から言えば、現代日本のロックバンドが不良ではなくオタクっぽくなっているのもうなずけます。

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結論

上記の各論から共通項を探してみると、いずれも「自分が自分であるため」の営みに思えます。

  • 世の中がどんな有り様であろうと、自分が自分であることを貫くこと。
  • 世の中に折り合いをつけられないことからくるネガティブな感情を、自殺や犯罪ではなく、表現という手段でアウトプットすること。
  • そして、表現を超えて、ライフスタイルやファッションにまで反映し、日常的に意思表示をし続けること。
  • 偽善と裏表に満ちた既存のシステムに常に懐疑的であり、一切の迎合は許さず、言いたい事を言うこと。
  • 自分の中にあるどんな自分も、偽り無く表現すること。

こうした思いが受け取れる音楽、純粋であることにこだわりつづける姿勢、それがロックなのではないでしょうか。

関連ページ:なぜジャンルを分けるのか

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