おすすめのベースのピック
2018/06/14
楽器屋さんに行くと、実に様々なピックが売っていますね。
ピックを使う楽器と言えば主にギターとベースですが、特にギター用とかベース用とかの分類はされていません。
しかし、ギターを弾く為のピックと、ベースを弾く為のピックでは、要求するものが決定的に違います。
それは、ほとんどの場合「ギターは弦の方が切れる」「ベースはピックの方が割れる」からです。
14年ギターとベースを弾いてますが、ギターは数えきれないほど弦を切ったことがあるのに、ベースは一度たりとも弦が切れたことがありません。
このことから分かる様に、ベースのピックには「強さ」が必要になります。
そんな観点から、ベースのピックについて考えてみたいと思います。
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目次
ピックの厚さ
ピックには、色んな薄さのものがあります。
ポピュラーなものでは、
- 約0.5mmのThin
- 約0.7mmのMedium
- 約1mmのHeavy
- 約1.15mm~のExtra Heavy
です。
ベース用のピックなら、最低でも約0.7mmのMedium以上の厚さは必要です。
薄いピックだと、しなりすぎて弦をしっかり弾けませんし、薄い分、割れやすいです。
かと言って、厚ければ厚いほど強いのかと言うと、そうでもありません。
固い物質ほど割れやすいのと同じで、厚いピックはしならない分、割れやすかったりもします。
したがって、約0.7mmのMediumか、約1mmのHeavyあたりの中間くらいがおすすめです。
厚さによる音色への影響
ピックの厚さによる音色への影響はもちろんあります。
薄いピックを使うと、高音が際立ち、シャキシャキ、ペケペケした感じになります。
逆に厚いピックでは、低音から中音域あたりが際立ち、ブンブンした音になります。
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ピックの形状
ピックの形状でポピュラーなものは2種類です。
ティアドロップ型と呼ばれる、文字通り滴り落ちる涙の様な形をしたものと、トライアングル(おにぎり型)と呼ばれる三角形のものです。
ベースに使うピックの場合は、トライアングル型を強く推奨します。
ティアドロップ型では、ピックに当たる部分が割れたらそのピックは使えませんが、トライアングル型なら、割れてない部分を使うことができます。
また、同じピックを長く使っていると、削れてザラザラし音色にも影響しますが、その時は削れていない部分を使えばいいのです。
さらに、ベースはギター以上に、ピッキングに力を要しますので、ピックをしっかり掴んでいなくてはいけません。
その場合に、掴む面積の大きいトライアングル型の方が良いです。
まとめると
- 長く使える
- 割れたときのリスク回避
- 落としにくい
というメリットのあるトライアングル型がベースピックには向いています。
ピックの素材
ピックの素材は、厚さや形状と違い実に多岐にわたります。
ベースのピックには強さが求められると説明した様に、やはり割れにくい素材がいいです。
おすすめは、ポリアセタール・セルロイド・ウルテム・べっ甲などです。
ピックの見た目
ピックに限ったことではないですが、やはり見た目も大事です。
色やデザインなど、テンションが上がり、気分を乗せてくれる様なものがいいですね。
有名ベーシストモデルのピックの仕様
有名ベーシストのシグネチャーモデルのピックが多く発売されていますが、それらは本人が愛用する事も多く、有名ベーシストが好む形状・厚さ・素材が反映されています。
百戦錬磨のベーシストたちが好む理想的なベースピックの仕様だとも言えます。
J(LUNA SEA)
形状:トライアングル
厚さ:0.8mm
素材:ポリアセタール
tetsuya (L’Arc-en-Ciel)
形状:トライアングル
厚さ:1mm
素材:ポリアセタール
345(凛として時雨)
形状:トライアングル
厚さ:0.8mm
素材:ポリアセタール
人時(黒夢)
形状:トライアングル
厚さ:0.7mm
素材:不明
やはり、トライアングルの形状を好む有名ベーシストは多いです。
また、厚さも、薄くも厚くもないものが好まれています。
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